パソコン関連のレビューを専門にしているわけではないけれど、一応エンジニアでパソコンは何台も使ってきたこともあって、友達や家族から「どのパソコンがおすすめ?」と聞かれることがよくある。
そこで今回は、これからパソコンを購入したいと思っている初心者の方に向けて、基本的な選び方のポイントを解説してみようと思う。
Windows vs Mac:初心者が知るべき違い
参照:https://gs.statcounter.com/
パソコンを選ぶ際、最初に考えるのはOSの選択だと思うんだけど、結論から言えば初心者にはWindowsをおすすめする。世界的に見てもWindowsのシェア率は圧倒的でWindowsの汎用性の高さを物語っている。
特にパソコンゲームしたい方は、Windowsを強くおすすめする。世界最大のPCゲームプラットフォームであるSteamを見れば一目瞭然。
これはSteam上のゲームなんだけど、大半がWindows専用になってる。Macでもできるゲームはあるんだけど、選択肢が極端に少ない。これはゲームだけの話じゃなくて、ビジネスソフトでもWindowsでしか動作しないものが数多く存在する。
とはいえ、MacBookが絶対的に悪い選択というわけではない。デザイン作業やクリエイティブ系の仕事をメインにする人、あるいはAppleの洗練されたエコシステムに魅力を感じる方にとっては、むしろMacBookの方が適している場合もある。また、MacBookには中古販売時の価格が比較的高く維持されるというメリットもある。
結論をいうとMacBookの購入を検討する場合は、自分のやりたいことが明確で、かつ比較的高めの予算が許容できる状況であることが前提となる。
PC用語(CPU・メモリ・グラボ)の基礎知識
パソコン初心者の方にとって、CPUやメモリ(RAM)といった用語は少し難しく感じるかもしれない。でも、身近なレストランに例えるとめちゃくちゃ分かりやすいし、俺もそれを聞いて初めてなんとなく理解したのでここでも説明することにする。知ってる人は飛ばしてほしい。
想像してみてほしいんだけど、あなたのパソコンは、繁盛している人気レストランとする。このレストランでは、CPUがメインシェフとして働いている。シェフ(CPU)の腕前が良ければ良いほど、複雑な料理(処理)も素早く美味しく(効率的に)作ることができる。高性能なCore i7やRyzen 7は、ミシュランシェフのような存在と言える。一方、基本的な料理しか作らないなら、一般的なシェフ(Core i3やRyzen 3)でも十分ということ。
そして、メモリ(RAM)は、このレストランの調理台の広さにあたる。16GBのメモリなら広々とした調理台、8GBなら少し狭めの調理台というイメージになる。たとえば、複数のブラウザタブを開きながら動画編集をするのは、同時に多くの料理を作るようなもの。その場合、調理台(メモリ)が狭いと、シェフ(CPU)がどんなに優秀でも効率よく作業できない。
つまり、快適なパソコン環境を実現するには、優秀なシェフ(高性能なCPU)と十分な広さの調理台(適切な容量のメモリ)、この両方がバランスよく必要というわけ。最近のパソコンでは、一般的な用途なら16GBのメモリがあれば十分だが、動画編集やゲームなど複雑な作業をする場合は、32GB以上あると安心して作業できる。
ちなみに、注文が殺到して調理台が手狭になった時、シェフは一時的に料理を別の場所(ストレージ)に置くこともある。ただし、この場合は料理を取りに行く時間が余計にかかってしまう。これが、メモリが不足した時にパソコンの動作が遅くなる理由になる笑。
選びたいCPU
で結局どうやって選べばいいのっていう話なんだけどこれは比較サイトでほしいパソコンのCPUのスコアを出してもらうのがいい。以下のサイトが超便利で、CPUの型番を入れればいいだけ。
参照:https://pcrecommend.com/cpu/
以下が俺が普段つかってるものだから目安として使ってみてほしい。
俺のパソコン↓
会社のパソコン↓
性能の目安↓
参照:https://pcrecommend.com/cpu/
画面サイズ
パソコンの画面サイズ選びは、完全に好みの話になってくるんだけど、快適な作業環境を左右する重要なポイントでもあるから慎重に選んだ方がいい。
13.3インチは、持ち運びを重視する人に最適なサイズになるメリットがる。重さも1-1.3kg程度と軽量で、カバンに入れても負担にならない。ただ画面は少し小さめなため、カフェなどディスプレがないところで複数ソフトを開いて作業するときは画面が狭すぎて不便。
14インチは、モビリティと作業効率のバランスが取れたサイズ。重さも1.5kg前後とまだ持ち運びができる範囲。デスクワークがメインでも、時々外で作業したい方におすすめ。
15.6インチは、デスクワークに最適なスタンダードサイズ。画面が広いため、表計算ソフトやプログラミング作業がしやすい。ただし、重さは2kg前後となるため、毎日の持ち運びには少し重い印象。
16インチは、クリエイティブ作業やゲームなど、より本格的な用途に向いている。画面が大きいため、細かい作業も快適。ただし、重さは2kg以上となり、価格帯も高め。主にデスクに置いて使用する想定の方向き。
画面サイズの選択は、主な使用目的と持ち運びの頻度を考慮して決めるのが大事だと思う。
5万円以下の激安パソコンはゴミばかり
初期費用を抑えたい気持ちは理解できるが、快適に使えるパソコンの予算は最低でも8-10万円程度からだと思う。それ以下のモデルは、長期的に見ると賢明な選択とは言えない。
中古パソコンであれば5万円台でも十分な性能のものが見つかることもあるが、初心者には中古はおすすめしない。
この記事を参考に、自分に合ったPCを見つけてほしい。